医療法人みなみ 粕屋南病院 MSW 亀丸 未来

1.当院について

 医療法人みなみ 粕屋南病院は昭和59年6月に開院し今年で34年となりました。現在は医療療養型病院として206床のベッドを完備しています。診療科は主として内科、腎臓内科、人工透析内科、循環器内科、消化器内科、糖尿病・代謝内科、リハビリテーション科。他に歯科(週2回)、皮膚科(月2回)、眼科(月1回)と外部からの専門医による診療を取り入れ入院患者様のフォローに努めています。
立地としては宇美町と筑豊をつなぐショウケ越の麓にあります。自然豊かで空気が澄んでおり、病院の一部階からは粕屋郡の景色を一望できます。春には桜が咲き、夏には綺麗な緑色の木々達、秋には紅葉が色づき、冬には真っ白な雪景色を感じることができます。入院患者様には、澄んだ空気と季節を肌で感じることのできる環境の中で療養生活を日々過ごしていただけます。

 

2.医療ソーシャルワーカーの業務

 医療ソーシャルワーカーは2名体制で業務を行なっています。主な業務内容としては入院調整、相談支援、地域連携、患者様の金銭管理等、多岐に渡ります。
相談支援では主に療養入院中の生活相談が多く各種手続きの支援や療養上の不安を傾聴することが多いです。長期療養の患者様の中には、身寄りがない方や家族親族と疎遠の方もおり、金銭管理や書類関係の手続きを代行することもあります。また、亡くなった後の葬儀のことや、財産や相続に関する相談をされる方もいます。このような場合、特に、身寄りのない方や家族と疎遠になっている患者様とは、本人と話し合いながら遺言状の作成や葬儀の形式決め、納骨堂の契約等を一緒に行なうこともあります。
退院支援では、退院を希望する患者様や身体機能が向上し、地域で生活可能となった患者様に対して本人家族の意向を確認し調整支援を行ないます。基本的に、退院前にはご家族をはじめ、担当ケアマネージャーや関係する連携機関のスタッフに来院していただき、患者様を含め退院カンファレンスを開催します。これにより、退院後の生活環境を整えてから退院できるよう支援しています。特に、自宅退院予定の方には、退院前にリハビリスタッフ、担当ケアマネージャーと自宅訪問し、住宅改修の手続きや段差、手すりの確認等を行なっています。

 

3.アピールポイント

 療養型病院という性質上、自宅や施設に退院する方や様々な事情を抱えて長期療養になっている患者様がいます。じっくりその方と向き合い支援ができるのは療養型病院ならではの特徴なのかなと感じています。入院相談やその他療養に関することなど、何でも構いませんので気軽に当院にご相談ください。

 

医療法人みなみ 粕屋南病院

〒811-2129 福岡県粕屋郡宇美町神武原6-2-7  

TEL : 092-933-7171              

                                       平成30年4月25日現在